1997-02-26 第140回国会 参議院 科学技術特別委員会 第3号
現在、出力はゼロでありますけれども、今でもナトリウムはA、Bループの配管の中を流れているわけでございまして、書いたものをそっくり引用させてもらえば、その中にはカルマン渦というものが細い段付の温度計さやに流力振動による高サイクル疲労を与えたということになっているわけですが、そういう状況が今でも完全にないという保証はないと私は思うのでございます。
現在、出力はゼロでありますけれども、今でもナトリウムはA、Bループの配管の中を流れているわけでございまして、書いたものをそっくり引用させてもらえば、その中にはカルマン渦というものが細い段付の温度計さやに流力振動による高サイクル疲労を与えたということになっているわけですが、そういう状況が今でも完全にないという保証はないと私は思うのでございます。
また、昨年の二月の時点でございますけれども、これら残りましたA、Bループの温度計につきましては、今度の一本破損しました例にかんがみまして、温度計の途中にふたを設置するといった措置を講じておりまして、当面万全の対策をとっているところでございます。
それから、Cループ以外にA、Bループというのがあるわけでございます。
これは、事故が起きましたCループではなくて、A、Bループの全部で三十二本あるうちの十六本にすり傷があったわけでございます。 すり傷はございましたけれども、この役割からいっても、この程度の傷は温度計の熱電対の本来果たすべき温度計測性能並びにさや管の健全性には直接影響するものではございませんので、これが安全上問題になるというふうには考えておりません。 以上でございます。
それで、残りのA、Bループは現在これは動いているといいますか約七%ぐらいの能力で動かしている。これは炉心から崩壊熱を除去する、こういうふうな必要があるわけでございます。
ナトリウム当初装荷量、二次系Aループ、Bループとあるのですけれども、Cループに二百七十トン。わずかこれだけぐらいのことにすったもんだやって、それで科学技術庁の課長さんをまるで子供の走り使いみたいにやらせるというこの動燃のやり方というのは本当に無礼じゃないかと私は思いました。
なお、これにはただし書きみたいなものがついていまして、ダンプタンクを共有してAループ、Bループにもナトリウムを送ったり抜いたりするから途中でわからなくなるんだ、これも無責任な話だと思うのですよ。大体こんなものは帳簿に載っているわけですから、幾ら出して幾らまた戻したかとか、こんなことは記録をきちっとつけておけばわかる話なんです。
○坂内政府委員 今御指摘のように、初めCループで百二十度まで昇温したときにそういった問題が起こりまして、その後、Aループ、Bループとも実験をしておりますが、五十度ないし六十度いったところで同じような傾向が見られております。ということで、傾向がわかり、同じような問題点ということでもってそこはわかりましたので、それ以上昇温はいたしておりません。
それからもう一つ、私どもで提出させていただきましたこの飽和温度とその他の高温側のAループあるいはBループの温度の関係でございます。これはシミュレーションによりまして計算上出しました結果でございます。
また一方、健全側のSGでございますBループの方につきましては、こういう山が実際のデータにおきましても出ておりません。したがいまして、AのSGの高温側の温度をもちまして、確かに飽和温度に近づいてはおるのですけれども、Bの方が飽和温度よりも相当下の程度を推移しておりまして、これは十分冷却状態にあったというふうに思っております。
関西電力からのこれまでの報告によりますと、炉心が沸騰する前の飽和温度、これと実際のループ内の一次冷却水の温度がどうであったかということの差を見ますと、あそこは蒸気発生器が二台ございまして、Aループ、Bループというのがございますが、ちょっとAループとBループと違った温度の状態を示しております。
○説明員(高橋宏君) Bループのエルボー部でございますが、そこに液体浸透探傷法によりましてやりました結果、内部の冷却水がにじんでおるという個所が調査の結果判明いたしました。
○説明員(高橋宏君) 福島の一号機でございますが、Bループの一ヵ所に冷却水のにじみがあるということを確認いたしております。